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「セラピストになりたいとしたなら...」
アロマセラピストになりたいあなたへ
2007.10/13
おととい、地元の救急病院で「ナースのためのストレスケア」
講習会をやらせていただきました。

その時の題材を探している時、何の気なしに書いたブログに
思わぬ反響がありました!

題名は「おどおどしていませんか?

へ〜!この記事、面白かったんだ!と驚き、
皆さんのコメントをとっても興味深く読ませてもらっていました。

そして、講習会当日の朝、
さらに興味深いいメールが、お客様から届いていることに
偶然気が付いたんです。

それは、たぶん五年以上も前、
旅館のアロマルームでバッチカウンセリングを始めたころのこと。

アロマテラピーを受けた後に、この人にはきっとこれが必要だろうと
話をすると、「受けてみたい」と引き続きカウンセリングに入ったように
記憶しています(うろ覚えですが...)

一人目を産んで、職場復帰直前の家族旅行。

彼女はビビッていた。
職場に復帰すること、娘を夫の両親にあずける事。

それから、数年。
ほんとうに、たまたま、偶然目にした彼女からのメールには、

「おどおどしていませんか?」のブログにビビッときたという
話とからめて、今の心情が記されており

こんな自分にあうフラワーボトルを作ってほしいと結ばれていました。


私は飛び上がって面白がり、
すぐにこのメールをプリントアウトし今日のナースの講習会で
使わせて頂く事を、勝手に決めたのです。


なんでこんなに面白いメールが来ているのに、私に見せないのだと
スタッフに言うと、「だって、それは、たった今受信したメールで
自分だってまだ良く読んでいないんだ」とスタッフが口をとがらせた。

「姉さんが、そこまでそのメールを面白がるとは、
思いもよらなかった。」とも...

そして、私は忘れていた事をもう一つ思い出しました。

そうだ、この方は確かナースだった。
ナースの現場に戻る自分を、同時に恐れていたのだった。

今日、今からある講習会の対象は医療従事者。

医療の現場に、出産後、復帰してくれる人たちがあまりにも少ないと
嘆いているのを耳にした、先日の看護連盟講習会。

http://kaorian.com/html/newpage.html?code=32

おお〜!
全てがつながっているではありませんか。

この日の講習会の数週間前に、参加者に資料を配り、
「希望者には事前にあなたに必要なフラワーエッセンスを選んでおきますので
気がかりな事を書いてください」というアンケートを渡しておいた。

意外にも、忙しい彼女たちなのに、九割以上から記入されたものが返ってきました。

その中で共通することが一つ見えてきたんです。

それは「うまく言葉で説明できる自分になりたい。」

仕事の申し送りだったり、先輩や後輩、患者様へ伝えなければなら無い事、
思いが空回りして、上手に伝えることができない自分がなさけない。

上手に伝えられないのなら、最初から、多くを語らないほうが、
口をつぐんでいたほうが、自分自身をも傷つけなくて済む。

でも、本当はそんな自分から変わりたいのだと感じました。

うまく説明できる自分。

うまく気持ちを伝える事のできる自分。

うまく、うまくって何?

どうなったら、うまくいったと思えるの?

じゃあ、自分の気持ちってなに?

自分の本当に伝えたい事って、何?


毎日頂くたくさんのカウンセリング電話の向こうでも、
お客様たちは同じような事を口にします。

うまく、伝えることができないんです。

それは、先ずはこのカウンセリングに対して、
うまく自分を語れないと言うことから始まり、

自分の職場で、家庭で、友人関係で、
うまく心を語れないというところに、悩みの原因があるのだと
たどり着いてゆきます。

うまく、自分を語れないことに、悩みの根源があるのだと
気がついてしまうのだとしたら、

その受け手になるあなたが、

その通し手になろうというあなたが、

自分の心を言葉に変えるすべを手にしていなかったのなら、

この仕事は成り立ちますか?


セラピストになりたいとしたなら...

今の仕事に、セラピストの技を取り入れたいと思ったのなら...


PS.
10/27から始まる”こころ塾(新大久保)”で、深く具体的に扱ってゆきますね♪
(残席は2つです!)
参加者の皆さん、どうぞ、覚悟を!


「現場、怖いですか?」
アロマセラピストになりたいあなたへ
2007.12/3
CDRを整理していたら、もう五年以上も前に配信していたメールマガジン

「アロマ姉さん繁盛記」の一つの日記が出てきました。

なんで?

でも、ちょっと今読んでも面白いと思ったので載せてみました。

......................................

「アロマ姉さん繁盛記」アロマセラピストの現場より

「昨日のご年配のご夫婦のお客様、
予約の時間をだいぶ遅れていらっしゃり、
奥様は、お体の半分が自由にならない様子なのですが、
全身のコースを受けたいとのご希望でした。

時間が大幅に遅れていること、着替えにさらに時間を必要とするであろう事、
どうしていいのか困ってしまい、何とか短いコースに変更していただきました。」

こんなスタッフからの報告に、私はこう答えました。


「そうだったんだ、それは大変だったね。何に一番動揺したの?」

「え!もうどうしていいかわからなくって。
着替えなんかもどう手を出していいのか、悪いのか。
それに身体の不自由な部分に触れていいのか悪いのか・・・・」


「そっか、困っちゃったんだね。怖かったんだ、自分自身が。

自分がアロマを十分に楽しみたいといってくださるお客様に
触れるにふさわしい人間なのか、自分なんかに何ができるのかって、

怖くなっちゃったんだ。」


「そう、そうかもしれません。
それに、一緒にお受けいただいたご主人様。

今おもえば、リラックスしたいと何度もおっしゃっていたのに、
私は肩こりや腰痛の緩和になるオイルをと一方的に勧めてしまったんです。

そのときは、もう自分が一杯一杯で、
ご主人様の心境を思いやる余裕なんかまったくなかったんです。

あとで、すごく後悔しました。

ともかくリラックスしたい。そうおっしゃっていたのに、
私は何も聴けていなかったと・・・

奥様も体位交換しなくてすむように、前面からのマッサージをお勧めしたのですが、

どうしても背中もうけたいとおっしゃって、うつ伏せから仰向けになるとき、
どう手助けしてよいのかわからなくて・・・」


「お客様に伺わなかったの?教えていただけばよかったのに、
どのようにお手伝いしたらよいですか?辛いところはありませんか?と」

「もう、そのときは何も考えられなくって・・・」

現場では、いつもいつも不意打ちの、学びの連続です。

それは人生と同じです。

教えられていないこと、教科書には書いてなかったこと。

それらがふっと気を抜いた瞬間にやってきます。

そのときにどのような言葉が自分から出るのか、
どのように判断し行動する自分がいるのか、

全ては自分の生き様の反映です。

ブザマな自分、未熟な自分をあるがままにさらせばいいのです。

未熟な自分から逃げずに、十分にお客様から学ばせていただけたなら、
再度ご来店いただけたとき、または同じようなお客様がいらっしゃったとき、

前回よりもちょっぴり心に余裕のある、
ご家族の心にも目を向けられる自分がそこにいるはずです。

未熟な自分でいいのです。

おろかなアロマセラピストでいいのです。

そのことに気づける自分を喜べるのなら、楽しめるのなら。


別のスタッフがこう言いました。

「最初のころ、一人でトリートメントしているとき、怖くて怖くてしかたなかった。

お客様がむくっと起き上がって ”もうやめろ〜そんなへたくそなマッサージは!!” と怒鳴る夢を何度も見たから、

今でも、怖いと感じるときがあるよ。」

「こんなに人数をこなし、お客様からのアンケートでもあれほどの評価を戴いていて、それでも怖いの?」

「こわいっすよ。」


皆、自分自身と戦い、この場にいることを選んでいる。

私も朝が怖くて不安だった。

アロマは思いもよらない大きなリアクションを起こすことがある。

大人数の宿泊客のマッサージをこなした翌朝、
お客様からのクレーム電話が鳴るのではないかと、夜中の何時に寝ても、
早朝に目覚める日々が何年も続いた。

怖くても逃げずにその場にい続ける。

こつこつと単調な仕事を日々繰り返す。

重ねる年月なくして学べないことを身をもって知ることができた。

皆さんも、現場、怖いですか?

それでも逃げずに、その場にいる事を選んでいるのですね。

しがみついてでも、アロマテラピーを天職にするために。
「一人でセラピストにはなれない」
アロマセラピストになりたいあなたへ
2008.3/3
「もう、本当にビックリしてしまいました。
お客様のご予約の時間まで十分にあったので
アロマルームの準備はきちんと整っているとばかり思って
お部屋に入ると、何も準備が整っていないのです

「ぎょえ〜〜〜!!!!どうしたのですか?」
と聞くと、わけのわからない理由ばかりを並べ立てるので

「こりゃ〜ダメだ!」と思って
ともかく自分でベットの設置からタオルの準備、
必死でこなして何とか間に合いました

でも、いつもやっている事なのに、なぜ出来なかったのかが
理解できないんです。」


「昨日はこのお客様が終わったら、ご飯を食べてから予約状況を見て
ベットを片付けてくださいとメモを差し込んでおいたのです。

これで大丈夫と思ったのに、
彼女は先にご飯を食べなかったのです。
もう、ビックリしてしまって!」



なぜ、仕事の流れの中で先に食事を済ませておく必要があったのか、
あなたはそこまで説明してあげる必要があったんじゃないの?

先輩セラピストにそう助言されて、そうか、そこまでか...
と、またまた驚いたようです。


「先日は、忙しい中、30分時間が空いたのでここでご飯を食べてくださいといったのに、
いつまでももぞもぞ他の用事をやり続けて、食べないんです。

後でわかったことは、彼女はそのとき、グラタンをお弁当として持ってきていたんです。
レンジのある休憩室まで行かなければ、そのグラタンは食べる事ができない。
結局、彼女はその日、お弁当をちょっぴりか食べる事ができずに
一日の仕事を粉したんです」


いいんじゃないの〜、食べなくても。
食べられないってことで、彼女は繁忙日にどんな弁当を持ってきたらいいのか
学んだんじゃないのかな。それでいいんだよ。

こんな上司の言葉に、自分の配慮の無さからご飯を食べさせてあげる事が
出来なかったと悔いる彼女の中に答えが落ちたようです。


「でもね、先日はきちんとお部屋の準備が出来ていたんです。
続いて入ったお客様も、時間の中でこなす事ができたんです。」

こう、目を輝かせて、自分のことのようにこの仲間の仕事ぶりを自慢する
彼女の姿。


私は、そんな話に頷きながらこう伝えました。


「良かったね、彼女があなたの師匠だね。
つい先日まで、自分が人からどう見られているのか、
自分が、自分がと自分の事だけで精一杯だったあなたが、

自分の事なんか考える暇も無いほど、後からやってきた仲間に
どう仕事を伝えて、どう気持ちよく働いてもらうかに
自分の心を費やしている。

ステキだね、ありがたいことだね。
あなたを成長させてくれるのは、あなたを悩ませるこのスタッフの姿だ」


「でも、このスタッフにどこまで伝えたらいいのか、
なんと伝えたらいいのかに頭を使うばかりで、

自分の仕事、自分に与えられている仕事がきちんとこなせているのだろうか、
それが不安なんです。」

こう話す彼女。



人が人を成長させてくれる。
損得なしに、自分以外の人のことに一生懸命になることが

自分を大きく成長させてくれる。

一人で仕事はこなせない。


一人で、セラピストになることは出来ない。
「アロマテラピーと咳」
アロマセラピストになりたいあなたへ
2008.3/7
昨日、ホテルの支配人からチェックアウトされたお客様のアンケートを渡されました。
そこにはこんなような事が記されていました。

「担当のアロマセラピストの方が、風邪をひいていたようで、
施術中に何度も席を立ちそのことが不快でした。」

そのお客様は、私が担当させていただいた方だったので、
その時の様子は鮮明に覚えていました。

背面が終わり、お顔のマッサージに入った時に、
ふっと喉に異物が入ってきたのです。

出来れば我慢してそのまままマッサージを続けたいのですが

その得体の知れない、飲み込むことの出来ない形の無い異物は
なんとか咳払いとともに、吐き出すしかないのです。

アロマトリートメントを始めた10年近く前は、頻繁に起こった現象でした。
しかし、このごろはそんな事もめったに起こらなくなったなぁと感じていました。

他のスタッフ達も、最初の頃は頻繁にあって困ったといっていました。

久しぶりのその現象に、このお客様はどんな物を吐き出しにやってきたのだろうかと
考えながら、マッサージを続けました。
(耐え切れずに、水を含みに一度、咳払いをしに一度、席を立ちました)

セラピストは、お客様から多くのものを受け取ります。
お客様は、多くのものを置いて帰られます。

それらのものを、自分の中に蓄積していっては、
または、いやなもの、恐ろしいものとして拒絶していては

この仕事は成り立ちません。
トリートメントとして成功しないのです。

自分が何かをしているとか、
自分が何とかしてあげるとか、
そんな傲慢さや、弱さを持ち続けていたら、多くの気を引き寄せてしまうのです。

そう、セラピストは、しっかりと自分の意思で自らの足で立つ強さが無ければ
続ける事が出来ないのです。

だれになんと言われたとしても。

私がお世話になっていた治療院の先生は、お二人も早死にしてしまいました。

その時に、「ああ...」と思いました。

怖がる事も、恐れる事も無いけれど、
この仕事を成し遂げたいと願うのならば
知っていてもよい事実だと思います。


ところで、先のアンケートの話に戻ります。

「それがそうであったとしても、マッサージ中に咳き込むのはお客様に不快感を与えます
なんとか改善してください。」

こう繰り返す支配人。

「そりゃ〜、無理ですね私達は生きていますから。」

こう言って帰ってきました。

「まったく、いつも言う事を聞かねぇやつらだ」
こう思ったであろう支配人の肩は、また一つ重くなったようでした。

○アロマセラピストになりたいあなたへ(1) ○アロマセラピストになりたいあなたへ(2)
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